外国にまつわる、よもやま話29〜外国で得たもの?〜

こんにちは。仲村真貴子です。

「…日本のビールって、
美味しいよ??」

…コレが、
ドイツで得たものかも知れない。(笑)

日本のビール。

「え、ビールの本場、
ドイツにいたのに???」

大体、こう言われるけども。

確かに本場。

何よりも超安い。

スーパーの上に住んでいた私。

ビールは買い放題!!です。
下がスーパーなのに、常備。

玄関開けたら…

ビール瓶、6本ケースが
うず高く積まれております。

最初の頃は、
ペットボトルのビール。

ビール。
ペットボトルもあるんですよ。(笑)

運ぶのに
軽くて割れないし。

ペットボトルって、
ほとんどスーパーにある機械で
返すんですが、
1本25セント。
まぁ、30円位でしょうか。
溜まれば、
結構なお金になります。
…と言うか、
買う時に
ペットボトルも一時的に
「買っている」感じですかね。

けれど。

瓶ビールを飲み始めてしまったら、
ペットボトルには戻れない。(笑)

やっぱり瓶ビールの方が
美味しい。(笑)

瓶・缶は25セント、
ビンは8セント。

格差と労力を考えると、
ビンはやはりちょっと割高。

けれど、
瓶ビールの方が
メーカーがいろいろあるし
美味しい。

ご存知、
ドイツのビール。

メーカーもたくさんあれば、
種類も豊富です。

軽めのPils、
麦が濃いめのHefeweizen、
黒ビールのDunkel。
それに、
Radler と言って
ビールとスプライトが
混ざった様なもの。
…シャンディガフに近いかな?
コレも美味しいです。
もちろん、ノンアルコールもあり。

その他、
メーカー独自のもの、
期間限定、
お店限定などなど。

水と麦芽の量はドイツの法律で
決まっているそうで。
お店で飲む時は、
グラスに目盛りがあって、
チョロまかすことができない。
…なんともドイツらしいですね。

サッカー場でも
真冬にビール。(笑)
それぞれのチームスポンサーの
ビール会社が違います。

ビールの種類も、
メーカーも、
季節や気分によって飲み分け。
あるいは、
地方によって。
料理によって。

安いし、
種類は多いし。
言うことなし!です。

けれど。

「日本のビール、美味しい。」

正しく言うならば、
日本のビールも、
ドイツのビールも。

美味しい!

ついでに言えば、
イタリアも
フランスも、
オーストリアも、
ビール、美味しいです。(笑)

…要するに。
ビールなら何でもいい人、
万歳!!!
ですね。(笑)

ただ。

「料理次第」

コレ。
本当に重要です。

と言うか、
違いを知ると言うか、
「コレもいいし、
アレもいいよね。」
…と言える様になる、と言うか。

外国に行くとは、
そんなことである気がします。

ドイツのビールは
濃いけれど全体に重めなので、
和食、特にお寿司なんかだと
ビールの味がちょっと強い。

一方で、
あまりキンキンに冷やす習慣がない。
それに、
意外に冷えすぎていない方が
味がわかるし
美味しかったりする。

日本のビールは
喉越しがいいですね。
スッキリしているけど、
コクがちゃんとある。
すごくお腹にたまる!
重たい!
と言う感じでもない。

外国に行くことは、
ドイツと日本のビールを比べて
優越をつけるのではなくて。

選択肢が増えること。
あるいは、
そうあって欲しい…
と思いますね。

外付けUSBが1つ増える様な。
パソコンの中身自体が
変わるわけではない。

それに、
「日本のビールも、美味しいよ!」
と言うのは、
紛れもなく「自分の」感覚ですよね。

ドイツに行って気付くのは
ドイツ人になろうと
努力することではなく。

「郷に入らば、郷に従え!」
…もあるけれど、
それよりも大事なのは
「自分の感覚」
かも知れません。

そこが、まぁ。
ドイツ人はなかなかつおい。

日本のビールなんて、
最初からアウトなドイツ人も
いるでしょう。

「日本のビール、美味しいよね!」
「日本のビール、
捨てたもんジャないよね!」

外国で必要だと感じるのは、
自分の「外国っぽさ」よりも、
「日本人」
「日本とは?」
みたいな部分。

つまりは、
自分が試されると言うか、
自分の何たるかを知る、と言うか。

そのために旅に出て、
ビールを飲むのかも知れません。(笑)

時々、
自分のことを誰も知らないところで
「自分」を
ちょっと試したくなるのかも知れませんね。

それでは、また!
仲村真貴子

追伸:
ワインも、日本酒も
好きですよ。
念のため。