こんばんは。仲村真貴子です。
急に寒くなって、寒くなった時こそ音楽の暖かみを感じると言うもの。
暖炉であったまるような。
まぁ、「暖炉」と言っても実際の生活はそれほど身近なものではなく、想像のものに近い気もする。あるいは、今だったら別荘なんかにある贅沢品か。
寒い時の暖かみ…おでんの大根!なんかを連想するのは、日本人的??
コンビニの肉まん!とか言ったら、現実的すぎるかな…。
音楽家…と言うか、演奏する人が「アスリートだ」と感じるのは、この寒くなった季節。
理由は単純。
寒いから。(笑)
寒くなると、体が冷えてしまうと、本当に体が動かないことを実感するのがこの時期。ドイツにいた時も、日本でも、試験や大事な演奏会なんかも含めて、どう言う訳だか大切な本番は寒い時期に多く、準備をすることはつまり、「寒さ対策」である気がする。
…つまり、私は超寒がり。
「眠い」「寒い」「おなかすいた」と言う、遭難したときに使うような3つの言葉が言えたら、どこでも生き延びて行けるのではないか?と思うほど、寒さに弱い。ドイツで会った人たちは、「ネムイ」「サムイ」と言う日本語を私のおかげで覚えているし(笑)、中学校の通知表にその言葉が書かれていたのを見たときは、流石に大爆笑した。ブレないキャラは、ココロを強くする。
おかげで、寒い時の本番対策は、結構いろいろなものがある。
寒さと緊張には因果関係があって、
冷えると緊張するし、
緊張すると冷える。
数多の失敗経験から学んだもので…まぁ受験だったりする訳なんですが、
その対策をちょっとご紹介。
・服は軽くて暖かいモノ、着心地のいいモノ
→モコモコしたり、重かったり、チクチクしたり、本番のとき、あるいは本番前には過敏になっていて気になるので、着るものも当日までに試して大体決めています。本番はドレスの場合も多いけど、その場合はドレス以外はラクなものを選ぶことが多いような。あと、カーディガンが3枚位持っていたりする。(笑)
・飲み物は、ノンカフェイン
→これは、個人的には結構重要。
大体、2種類用意しています。甘いものと、甘くないもの。
もちろん温かいもの。
ほうじ茶か玄米茶と、ホットレモンかホットゆずが多いかな。
コーヒーは厳禁。紅茶も直前は避けます。
・食べ物は、炭水化物
→食べ物はあまり神経質になっていなくて、食べたいものを食べたければ口にする…くらいに思っていたのだけど、不思議と毎回選ぶものが同じ。
大体、赤飯おにぎりと、マドレーヌみたいな焼き菓子。
手が汚れなくて食べやすいもの、乾き物でないものを選ぶことが多い。
乾き物は、ノドがカサカサするから…。
飲み物同様、甘いものとそうでないもの、2種類あるのが気分的にラクみたい。
・アメを常備
→エネルギー補給とリラックスのために、常にアメを舐めていて、最近は実は本番中にアメが…ってことも結構ありますね。(笑)アメも、本番までに大体決めるか試すかしています。ロッテののど飴と、ちょっとこってりした練乳っぽい味のヤツとか、はちみつ系が多いかな。同じくコーヒー味のものは厳禁。あと、シュガーレスのものも何となく選ばない。
・大きな関節を動かす
→首、肩、股関節、腰、背中など。
いきなり冷えた手を動かすのは、返って傷めることがあるから、本当に危険!
家で指慣らしをして、動かしたり伸ばしたりしたいときは、電車のつり革とか結構使っています。雨の時は、傘の柄の部分とか。ストレッチは、かなりやっていると思います。
・髪型も、実は3パターン位用意(笑)
→これは、女性あるあるだと思います。寒いときに限らないけど、何となく「今日はピンが止まりにくい」「うまく編めない」とか、あるんですよね。私は、とにかく髪が肌に触れたり、自分で見えて邪魔になるのが嫌なので、大体数パターン試して決めています。
…こんな感じかな。
ちょっとアスリートっぽい側面かな?と。
大雑把に言えば、
「複数の選択肢を持つ」
「自分で試して決めておく」
この2つなんだろうと思います。
寒くても、手が冷たくても、関係なく弾けなくてはいけない…
と思っていた時期があるけど、これは本当に危険な発想。
確かに、冷えた時にどうなるか?は知る必要があるかもしれないけど、
「冷えた状態でうまく弾け!!」とは、誰も言っていないですよね。
だから、「対策が大事!!」と身を持って言いたい。
寒い季節の、暖かい音楽に身を寄せつつ。
それでは、また!
仲村真貴子
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