11月22日 リサイタルに寄せて 〜その22「書くこと、続けること」〜

こんばんは。仲村真貴子です。

本番前に、これだけ「書く」作業をするのは、恐らく初めて。
指を動かすのは、鍵盤の上だけにあらず、と言った感じ。
このブログ以外にも、いろいろなものをひたすら「書いて」いる。

元々、「書くこと」は、割と得意。
文章を書くと言うよりも、単純に字を書くことが好きで、暇があったらまた習字とかやりたいな…と思っているくらい。小さい頃、ピアノ以外の習い事はほぼ経験がないけれど、唯一の習い事は習字。小さい頃…と言っても小学校3年か4年だったから、物心はついていたかな。東京に引っ越してからも、先生が引っ越されるまで結構長く続いた。

ブログというものをやり始めてから、まだ1年にもならないけれど、日記歴はかなり長い。始めると、割と何でも長続き。つまり、継続することは、あまり苦にならない。

日記の出発点は?
継続の秘訣は??

日記の始まりは、水戸にいた頃の小学校1年生から始まった宿題。

年度末に書いた日記帳を一冊に製本してくれて、兄がそれを持っているのを何となく羨ましくて、大きな一冊の本が欲しくて書いていたような気がする。妹というのは、家にいる年上たちのものが欲しかったり、追いつきたかったりするのが恒だけれど、実は兄はそれほど日記は得意ではなかったらしい。(笑)

「読み、書き、そろばん」
とはよく言ったもので、小学校1年の宿題は毎日これだった。

一日15分〜30分。
好きなものをやって、報告するとか、そんな感じだったかな。
今にして思うと、日記に必ずコメントをくれていて担任の先生を尊敬する。
おかげで、かなり続いた。

当時から絵を描くのが苦手で、絵で誤魔化して日記を書く子も多かったけど、私は結構字と量で勝負だった。絵が上手な子は、未だに羨ましいけれど。ちなみに、朝顔の絵は描けたから、朝顔の観察日記は大分続いた覚えがある。(笑)

東京に引っ越してからは、宿題として日記を書くことは無くなったけれど、何となく寂しくて自分のノートに書いていたこともあった。好きな歌の歌詞をひたすら書いてみたり。

今の日記は、占い付きの手帳を買ったことがきっかけ。
手帳がスカスカなのがもったいなかったのと、ペンが大好きで使いたかった…という理由で始めた。1日、手帳に3行くらいなら書けるかな?と思って。高校生の頃の日記なんて、気恥ずかしかったり生々しかったり、実は今と変わっていなかったりするけど、以来ずっと続いている。

…不思議と、「サボってもいいかな?」と思うと、続くもの。

確かに今も、書かない日もあるけれど、年にほんの数日。
旅行中でどうしても書けないとか、体調が悪い、酔っ払って寝てしまった(笑)とかあるけど、忘れてはいないかな。ほんのちょっとでも、書くようにしている。書けなかったところは放っておくけど、旅行の時は切符やレストランのカードを貼ることもある。

…継続の秘訣は、どこにあるのだろう??

その1:一回に、無理するほどやりすぎない。
その2:「嫌だったら、やめてもいいかな?」と思う。
その3:マイペース

その1は正に、小学校1年生の頃の「1日15分」。手帳に3行。何だったら、毎日同じでも、5文字でもいい。結構イケます。
その2も、「無理をしない」という類の秘訣。「嫌ならやめなさい」と言われて続いたのは、日記よりもピアノですかね。(笑)本当に嫌だったらやめてるはずだし、続いたということは、好きだった…ということにしておきましょう。
その3も…要するに「無理をしない」という…。(笑)「マイペース」って、あんまりいい意味で使われないけど、「続ける」ということに関しては重要だと思います。なぜならば、他の人のペースをみていると、無理が来るから。マイペースな人は無敵だと思います。ご迷惑でしたら、この場を借りてお詫びします。(笑)

「書くこと」のいいところは?
…なんか、自分が書いたこと、自分がやったことに「励まされる」ような気がすることがあるんですよね、たまに。

ドイツにいた頃は、吐き出すように書いていた時期があって。
キツいときに、何の気なしにパラパラめくっていると「私、あのとき頑張ってたな…。」「今の方が出来ることが多いな…」と思えることがある。自分自身に励まされるとは、決してナルシストな意味ではなくて、それを自身で感じられるのは貴重。続けられたことへの「励まし」だったり、自分の成長への「励まし」だったり、感じられることはそのときによって様々です。

…本当は手書きの方が好き。
字から迫力を感じられることもあれば、何を書いてるのかワカらないこともあって、面白い。

ものを続けるには、「無理をしないこと」。

キャンディークラッシュが5500レベルを超えたことをここにご報告。
毎回ハートは5個なので、無理はしていません、念のため。

それでは、また!

仲村真貴子
Facebook→https://www.facebook.com/MakikoNakamuraPianist/
twitter→@N_Makkinko
instagram→@makkinko_nakamura
お問い合わせはコチラ→mail@makikonakamura.com

PS
「幻想ポロネーズ」を弾いていて感じたこと。
コーダのドミナント保持のしつこさは、ベートーヴェン譲りそのものですね。
ちょっとウケる。