こんばんは。仲村真貴子です。
少々疲れたり、息抜きしたい時に、私は決まってモーツァルトを聴く。
決まっている、というよりも何だか自然に求める。
しかも、必ずオペラかミサ曲か、ピアノ・コンチェルト。
複数の音とか声を求めるみたい。
先日、Facebookにもシェアしたのが、この動画…。
なんとなくA-durの曲を求めて、この曲の動画を探した。
「イ長調」、♯が三つのこの調は愛の象徴。
私の中では、ピンク色見たいなイメージ。
ロマンチックで、メロメロに甘ったるい訳ではないけど、
「うん。愛だな。」
というような。
そこに「ある」というような。
アシュケナージの弾き振りのこの演奏は、愛聴盤…ではなく、
偶然見つけたもの。
でも、偶然に求めたこの演奏が、私がやろうとしている演奏会に共通するものがあるような気がして、そこから読み解いていきたい。
雑感いろいろ…
・室内楽編成でも演奏可能なこの曲
・アシュケナージの「弾き振り」
・周りに絵があるような、私的にも見える空間
・オケに「囲まれて」いる
・舞台が「ない」、つまり平土間
・つまり、お客さんと同じ目線
・つまり、お客さんとの距離が近い。
・関係が直接的。
私が今回選んだ「渋谷ホール」。
昨年2018年11月にオープンした、まだ新しい場所です。
(あ、リサイタルやるの、11月だ…。)
もちろん、他にいくつか回ってみて、弾いてみて、今回はここに決めた訳ですが、そんな場所の特徴を。
・64人ほどの、サロンのようなホール。
・ピアノはファツィオリという、イタリアのピアノ
・でも、フルコン(一番大きなピアノ)ではない。小さめ。
・舞台が「ない」。平土間。
・渋谷駅から徒歩3分。近い。
・坂の途中。
・大都会の異空間
・ホールの中の色。木目調と、紅色っぽい感じ。
…こんな感じだろうか。
ナゼ場所の話なんかするか?というと、
「場所選び一つ取っても、音楽をどう思っているのか、演奏会についてどう思っているのか?なんてことが、表れているはずだよ。」
と言われたから。
「なんとなーく、決めました」
っと、のほほんと思っていた私だけど、まぁ確かに、決めたのは「私」である訳で。
そこに、自分でもまだ気づいていない「何か」があるのではないか?ということ。
「音楽で伝えたいメッセージは、何?」
「どうして音楽をするの??」
そんな答えを探る旅路を、恐る恐るであっても披露しつつ、
見つけた「何か」を披露できる演奏会にできれば…と思っています。
そんな訳で、「場所を巡る考察」は、次回も続く。
それでは、また!
仲村真貴子
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