こんばんは。仲村真貴子です。
「本番当日のリアル」。
リサイタルの本番当日は、
ある面において本番そのものよりも
「本番当日をどう過ごすか」。
こっちの方が難しくて、
問題な気がします。
なぜならば。
「本番でうまくいくように」
その日を過ごす訳ですが。
本番が終わってみないと、
良かったのかどうかわからないのですよ、
結局のところ。(笑)
だから、
「最善を尽くそう」と思うのだけど、
そう思うそばから
「…最善って、ナンだろう?」
とか思う。(笑)
本当に、これでいいのかなぁ?って。
そんな訳で、
本番当日は
時間や条件が許す限り
「遅起き」するようにしています。
「これでいいのかなぁ?」って
考える時間を、
敢えて無くすためです。(笑)
温存…と言うことにしておきましょう。
なかなか難しいのは
リハーサル。
これは正解が無いながら、
正直毎回迷いますね。
今回は録音がかなりプレッシャーで、
実は今でも
「通すべきだったのかも知れない…」
と思ったりしています。
なかなか体が温まらず、
本番当日ならではのバタバタもあり、
あるいは自分が突然弾けなくなるような感覚になる…
これが当日のリハーサルですね。
弱気になる、と言うよりも
「本番でうまくいくように」
神経質になってしまう…と言うような。
通すのか、通さないのか、
この辺でやめるのか、もうちょっと弾くのか、
ちょっと任せて解放してみる?
あるいは、
ちょっとガチで行く感じにしてみる?
…そんなことを、
様子を見ながら
1つ1つ「決断していく」
…これが当日に必要なことですかね。
一方で、
リハーサルの前に
コンビニの赤飯おにぎりを
無理矢理2個食べたり、
休憩の合間に
アルフォートを無理矢理食べたり、
ドレスのファスナーに苦労したり。
無理矢理食べるのは
エネルギーチャージです。
正直、味とかどうでもいいし、
よくわからない。(笑)
アルフォートは薬!
みたいな心境。
それから。
ドレスのファスナーって、
固いんですよ!!
生地が重なっているから。
本当ですよ!!!
着る人のせいじゃ無いですからね!
念のため。(笑)
意外と冷静に本番「前」を振り返ることができる辺り
意外と落ち着いていたのかも知れませんね。
「版画」のときに
ウナ・コルダの左足が震えていたのはいつもですが…。
本番当日の裏側のリアル。
ちょっと楽しんで頂けたら嬉しいです。
それでは、また!
仲村真貴子
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