11月22日 リサイタルに寄せて 〜その30 「情報発信すること」〜

こんにちは。仲村真貴子です。

タダで情報が発信できて
タダで情報が得られる時代に

予期せず
情報発信「する側」に回ってみて
思うこととは。

価値ある情報を提供すること
あるいは
情報に価値を見出すこと

それらの大変さ、
難しさかも知れません。

この、勝手にリサイタルを語る企画を
始めた当初は

「自分の思うことを発信するのが
怖いんです」

とか言っていましたが。(笑)

切羽詰まってきたのか
化けの皮が剥がれたのか
それは随分なくなってきました。

単純な慣れもあるかも知れません。
お陰様で、急激にカワイくなくなりました。(笑)

はじめの一歩としては
まずは自分の思うことを出すこと
自分に何があるのかを知ること
かも知れません。

そこが、
抵抗なく「ポンっ」と出せる人、
出すのが上手な人もいれば、

私のように結構慎重でビビリな人もいる。

でも、「慎重でビビリな人」が、
出すものが何もないか?といえば
そんなことはないと思いますね。

意外に音楽家は
自分を晒すことに抵抗がある人が多い気がします。

あるいは
「音楽の中に全てがある」から
言葉を使わないか。

確かに、音楽聴けばわかるんだけど。(笑)
不十分というか、わかりにくいですよね。(笑)

それに、本当に自分で
「価値がある」と思えるまでは
世に出したくない、
その気持ちもわかります。

でも、やってみると。

価値あるものを作る
価値あるものを作ろうとする

それだけでは足りないことに
気づくはずです。

つまり。
「なかなか人目に触れない」。

晒すことに抵抗があった私は
人目に触れない安全な場所で
思うことを書くのは
確かに好都合だった。

人間とは欲深い生き物で
自身の「好都合」だけでは
次第に飽き足らず
それを人の役に立つように…
と思い始めるとき、
人に知ってもらう必要が
やっぱり出てくる。

私は別に
有名になりたいから
音楽をしている訳ではないけれど。

「人目に触れる」
「人目を引く」

それはやっぱり大事で
ここが結構大変な気がしています。

「音楽家として活躍することは
それほど難しいことじゃない。
やることを、本当にちゃんとやっていたらね。

でも、『そこに行き着くまで』は
本当に大変。
だから動いてね。」

愛する師匠の言葉とともに。

一歩進んだ、と言うべきか
一難去ってまた一難、と言うべきか。

試行錯誤は続きます。

それでは、また!



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