こんばんは。仲村真貴子です。
リサイタルについての連載をしておきながら、「失敗すること」というタイトル。
鬼が笑いそうだけど、まだ2ヶ月以上あるから。
「失敗すること」
弾くこと以外も、「自分でやる」というこの演奏会。
本当に、歩いたら棒にあたるどころじゃ済まないくらい、失敗している。
チラシ作りとか、
プログラムノートとか、
宣伝まで、試行錯誤。
ブログもビビって書いてるし、
動画作りまではまだ行かない…というのが正直なところ。
ビビったり、ヘコんだりして、平気で3日位経っていたりする。(笑)
とんでもない自己嫌悪に陥ったり、出来の悪さにげんなりしたり、
「自分に価値がない」と思ってしまったり…。
…少し前の私ならば、演奏に関することで弱味を見せたくなかったけれど、そうもいっていられなくなってきた。あるいは、ちょっと発散したいのかもしれない。
失敗を恐れるアナタ!ちょっと考えてみませんか??…とでも言いたいのかもしれない。(笑)
冷静に考えれば、一発でうまく行くことはほとんどない訳で。
自転車だって、スキーだって、転んで泣いて覚えた訳だし、
料理だって最初から上手だった訳ではない。
だから、落ち着いて考えれば、仕方ないのだけど…。
大人だから一発でできなくちゃ!とか、
できない自分が許せなくなってくる。
「日本は、失敗に厳しい」なんて話も出るけれど、日本以前に失敗に厳しいのはおそらく「自分自身」だと思う。
ピアノだって、楽譜を見た瞬間から暗譜で一発で弾ける訳ではない。
ただ、大体どれくらいの期間が必要か、
どんな準備をしたらいいのか、おおよそ見当がついているだけ。
「なぜか?」と言えば、実はそれだけ「失敗を重ねているから」。
暗譜で通せることがゴールではないにせよ、それ一つ取っても時間がかかっているし、エジソンの2万回も驚かないくらい失敗しているのだと思う。
もう、慣れすぎて「失敗」とも思っていないけど。
慣れすぎて、「失敗」とも思っていない…。
成功への近道はコレ!らしい。
めげてやめてしまったら、あるいは失敗を恐れて最初からやらなかったら、出来るようにはならない。
「失敗とも思わないほど…」なかなかのドM発言万歳!!だと思う。(笑)
「野球選手のバッターだって、10回打席に立って、半分以上は打てなくてトボトボ帰って来るんだよ!!」っと言っていた、中学校の先生の言葉が妙にリアル。でも、そういうことらしい。
11月22日の演奏会をいいものにするための目標は、
「それまでに、いかに多くの失敗を重ねるか?」かもしれない。
何か、ヘンだけど。
「何もしない」ではなく、「失敗しよう」と。
「いろいろあっての、今がある」と言えるように。
それでは、また!
仲村真貴子
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instagram→@makkinko_nakamura
PS
…そういえば、私の人生において「5回目にして成し遂げたあること」があるのですが、それはいずれ語ることになろうか…と思います。
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