コピー譜の山。~その2~

こんばんは。仲村真貴子です。

コピー譜だの、楽譜だの、紙だの、さんざんうるさくしておりますが…

そんな訳で、片付けをしています。

理由は、そろそろ弾きたくなってきたから。
弾く必要が出てきたから。(笑)

「片付けたら弾く」と言ってしまうと、試験勉強の前に部屋の掃除を始める中学生のような先延ばしだけど、実際のところは反対のつもり。ピアノの周りがごちゃごちゃしすぎて、必要な楽譜が行方不明すぎて耐えかねた、というのが実情。

かつては、五線紙に音符が書いてあれば何であれ、葬り去るのは犯罪のように思っていたけれど、さすがにそんなことも言っていられなくなりました。一体、どれだけ弾いたんだ?!と思うほど大量に出てくるフィガロとか、一体、いつ、どこで、誰とやったのか全く記憶にないバッハとか、謎に大量に、どこからでも登場するスクリャービンとか。セロハンテープの劣化、張り付いてしまうインク…などなど、こうなると結構面白いものです。

今、流行の片付け方法”Spark joy!!”という言葉も、まぁ頭の片隅にはありつつ、楽譜に関して言えば全部ときめくとも言えるし、全部ときめかないとも言える。だから、ハッキリ言って、選別方法は

「なんとなく」

です。(笑)

天性のカンが頼り。

なんとなく残しておきたければ残すし、なんとなくこだわりがなければ残さない。

なんとなく。なんとなく…。

それで、次の問題は「なんとなく残した楽譜を、どう整理するか?」

大先生Ramirezは、

ーオペラor歌曲
ー声種別
ー作曲家のアルファベット順
ー題名のアルファベットor作品番号順

…こんな感じで、完璧に整理していました。
これだから、頭のいい音楽家は困る…と内心思いつつ。(笑)
おそらく、この方法が、まぁ整理しやすいのでは?と思います。
採用している人も多いはず。

…が。

私はこの方法を採用していません。

行く行くはこの方法に変えるかもしれませんが。

私の場合、主に伴奏のコピー譜についてですが、
「誰と」「いつ」「どこで」やったか?

という、記憶と結びついていて、その順番を崩したくないんです。

自分が作るルールに当てはめて整理するよりも、自分の記憶を頼りにするみたい。(笑)
「…そういえば、この曲弾いたことあるな…。
いつ頃…あぁ、あそこで、〇〇とやったヤツか。あの辺にあるかな。」
とか、そんな感じ。
一緒にやった人とか、舞台をA4の封筒に書いて、その中にコピー譜を入れていくようにしています。封筒は中身見えないけど、外側に書けるし、ボロボロになったら代えればいいし、個人的には結構いいと思う。中身も変色しない。

「コピー譜の整理に、封筒を使う方法」、どこかでどなたかのお役に立ちますでしょうか?(笑)

…今日、何の気なしに選んだ服が、偶然パリで買ったものでした。
私の記憶に残るパリに、想いを馳せつつ。

それでは、また!
仲村真貴子




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