ぴあののはじめかた6

こんにちは。仲村真貴子です。

「〇〇と△△の両立」

…コレ。

よく聞きますよね。

仕事とプライベートの両立。

やりたいことと
やるべきことの両立。

「ピアノと学校の両立」。

ピアノを3歳から始めて
そこそこ真面目にやって
卒園アルバムに将来の夢は
『ピアニスト』とか書くくらいになると。

「小学校??大変なのかな…」

みたいな感じになるんですよね。

例えばフィギュアスケートの選手とか
オリンピック選手なんかを見ていると
学校にはほとんど行ってない…
みたいな話も聞きます。

おそらくピアニストや音楽家も
一定数そういう人は、いるはず。

修学旅行には、行ったことがない、とか。

それもそれで、一つのやり方。
どっちが正しい、とかでは、ない。

うちの両親は音楽家ではないので。
「ピアノを取ったら、何もない…
と言うのは、ちょっと困る。」
と言う方針だった。

もっと言えば。

例えば手をケガして弾けなくなった時に。
おバカじゃ困るでしょ。

…と言う感じでした。笑

でも、家では練習時間ってのも
やっぱり必要な訳だし、
1日は平等に24時間な訳ですよね。

なので。

「授業で習ったことは
授業中に全部覚えなさい。」

ママの教えは、コレでした。笑

家でお勉強する時間、ないでしょ。
だったら授業中に何とかしなさい。

…そんな訳でですねー。

ウリになるものって
「集中力」位しかないかな?
とか、時たま思うんですが。

この「集中力」って
どっちかって言うと
ピアノ「以外」のところで養われて
ピアノで使えるようになった。
そんな気がします。

小学校の4年生の1学期までは
水戸にいて国立の附属小学校だったので。
「学習習慣」みたいな意味では
ガッチガチでした。

例えば。
小学校1年生なら。

  • 漢字
  • 計算
  • 音読
  • 日記

コレのどれかを
1日15分必ずやる!と言うもの。

毎日やって、親のハンコとともに
ノートを提出する。

だから私、日記歴長いんですよ。
大小長短様々ですが、6歳から。
おかげで、実はあまり苦にならない。

作文で賞をもらったことも
結構たくさんあります。

「読み、書き、そろばん」
とはよく言ったもので、
要するにそれを叩き込まれた。
でも、コレはいいんじゃない?

1日の生活としては、
学校が終わったら遊ばずに帰って
一休みしたらご飯の前に
その例の1日15分の課題。
うち、ご飯が早くて17時位に食べて
18時とか18時半からピアノ2〜3時間。
と言う感じだったかな。

ご飯の後に
まとまった時間があった方がいいでしょ。
と言うスタイル。
実は今も健在です。

放課後の遊びは我慢していた、
と言うよりも
あんまり友達いなかったし。
…というか、低学年は放課後遊べなかったかも。

それと、どこの時間が長かったのか…
朝の掃除か、
昼休みか、
よくわかんないんだけども
帰りが結構遅かったんですよね。

東京に引っ越して
初めて学校の後に「遊ぶ」と言う経験をして
遊ぶ時間があるってことは
帰りが早いってことで
ビックリしました。

そうねぇー、
学校生活で大変なこと…
といえば。
「手をケガするのが心配」。
コレは大きいですね。

体育の時間とか
ボール使ったり
鉄棒、マット、跳び箱とか
ちょっと危険なんですよね。

うーん。
ここは難しいところですが…

私はピアノやってるからって
「特別」
みたいなのが割とイヤで
親とか先生が「やめろ」って言っても
無理してやってました。

幼稚園の時は
1人で鉄棒の練習して失敗して落ちたり、
そんなに運動神経がいい訳ではないので
ビリでも持久走最後まで走って
その後倒れたり。

ヘタとか、嫌いでも
意外に我慢強くて
無理して一生懸命やっちゃうタイプ。笑

実はボール遊び、
バスケとかは結構好きで我慢できなくて…
突き指は複数回経験しています。

不思議に一番長い中指とかじゃなくて
両方薬指。

薬指を最初に突き指したのは
コンクール前で。
休む訳にいかなくて
無理して弾いていたので…
たまーに今も調子が悪いことがある。

「…あ。調子悪いな。」

って言う、バロメーターに
できればいいんだけど。
こう言うのを考えると
うーん。
やっぱり我慢するべきだったのかな?
とも思ったり…。

でも。

「学校とピアノの両立」

って話はまぁいいとして。

ピアノ「1つ」を極めたい、
と思うときに。
段々ピアノ「だけ」じゃ
足りないことに気付く訳ですよ。

ピアノを取ったら何もない、って人に
ピアノは弾けない。

その意味で、
ピアノを極めることで
何か他のものと繋がれるように…

それが、
小さい頃からおぼろげに思っていた
願いかもしれません。

理科の実験とか
本を読むこと
日記を書くこと
計算の達成感とか
ボールでケガしたこととか。

そう言った記憶とか経験から
何か広がって繋がるものが
ありますように。

願わくば
そんなものが私の音楽にあったらいいな…
なんて思う訳であります。

それでは、また!
仲村真貴子