外国にまつわる、よもやま話31〜そういえば、銀行〜

こんにちは。仲村真貴子です。

引きこもり生活の中で
なんとなく思い立って
ネットバンキングにしてみた。

外出するのがはばかられるならば
家から取引ができて
取引の状況がデータで
印刷やダウンロードもできて。
手数料も安いことが多い。

特に今まで必要性もなかったから
何とも思っていなかったけど。
こんな時に
いろいろ変更したり、
調えたり。
それにはいい機会かも。

ネットバンキングにし始めて
なぜだかちょっと懐かしくなった。

なぜか。

実はドイツの銀行。

「通帳」と言うものが
存在しない。

慣れ親しんで、
「大切なもの」と言う概念のある
「通帳」が存在しないのは
当初は何だか不安だった。

けれど、
防犯上のこととか
手間を考えたら
まぁ「合理的」ってヤツかもしれない。

取引の状況は、
“Kontoauszug”と言う、
いわゆる巨大レシートのようなものを
時々各自で印刷する。
通帳に記帳する代わりに、
レシートを取り出す感じかな。
ネットでならば、
家で印刷が可能。

滞在許可の申請に必ず必要な
“Kontoauszug”、
たまに
「銀行で印刷された原本でないとダメ」
なんてこともあったけど、
基本的には何不自由なく。
むしろ便利で快適だった。

ちなみに、
ネットバンキングの方が
手数料がお得!
と言うことについて。

このネットバンキングのお陰で、
実はドイツで機械や窓口で
振り込んだことがないのだけれど(笑)。
少なくてもユーロ圏の送金手数料は
無料だった。
イギリスとか、
あるいは日本とかアメリカなんかだと
ちょっとわからないけど…。

ちなみに、
日本からゆうちょ銀行を利用して
国際送金をすると
手数料は3000円。
入試の受験料50ユーロ(約5000円)を、
3000円の手数料で送金したのは
もはやいい思い出。
大変だったのは私だけでなく、
郵便局員さんも同じです。(笑)

一方でドイツの銀行。
口座維持費のようなものも
結構かかります。
1年で10ユーロとか。

滞在許可を申請するには
銀行口座を開設する必要がある、
けれど
銀行口座を開設するには
滞在許可が必要!

…と言う、
ドイツあるある的板挟みは
確か結局銀行側が折れた…
と記憶しておりますが。(笑)
それも今は笑い話、
いい思い出です。

お金のこと、
何かを申請すること、
環境や状況が変わること。

調べたり悩んだりしていたら
ドイツに行きたての
手続きだらけだったことを
久々に思い出しました。

思い切ってしばらく
ブログもメルマガも
おやすみしていたら、
大分気持ちが戻ってきて
ちょっとホッとしているところ。

自分にエネルギーが
湧いてきているとしたら、
嬉しく思います。

それでは、また!
仲村真貴子