外国にまつわる、よもやま話6〜オペラ〜

こんにちは。仲村真貴子です。

…目指すのは、ピアニスト。

けれど、
演奏会に行くならばオペラの方が
圧倒的に多く、

「オペラを観に行くのが目的」

と言う旅行も、
何度かやったことがあります。

ドイツに住んでいた時も、
同じく。

…とか言って、
実はイタリアでオペラを
観たことが、
ないんだけれども。

ちょっと自慢できるのは
「三大テノール」を
全員生で聴いていること。

まぁ、ミーハーなんでしょう。

けれど、
目指したのは「ピアニスト」です。
一応、念のため。

初めて外国で観たオペラは
初めて外国に行った時の
「ウィーン」。

この時は
オペラの日程に合わせて
行った訳ではなかったので、
観られるものが
コレだった!
と言う訳なのですが。

初めてウィーンで観たオペラ。

「ヴォツェック」

ついでに、
次の日に観たのは
「ラインの黄金」。

まぁ。
ウィーンらしいと言うか…。

「ヴォツェック」って、
アルバン・ベルクの作品ですが、
今にして考えると
こんなの初めてで
よく観たな…
と、笑えてくる思いがします。

しかも、結構それを
「面白かった!」
と思った覚えがあって、
あんなシュールな音楽とストーリーの
何が面白かったのかは、
正直ちょっと謎。

時差ボケにやられて
オカシクなっていたか。
きっと、
演奏の質は、
高いものだったのでしょう。

まぁ、
先入観の無さとか、
抵抗の無さ、
だと思いますね。
若さゆえの特権?!

そういえば、
ピアノを始めたばかりの頃の
発表会で弾いたのは
バルトーク、
カバレフスキー、
ハチャトリアン。(笑)

いわゆる
王道ど真ん中!みたいな
有名どころとは少し外れているけど、
そう言ったものを抵抗なく
純粋に楽しめていたのかもしれませんね。

…とは言っても、
「ヴォツェック」だよ?(笑)
不倫と人体実験を足した殺人事件、
まるで昼ドラと火曜サスペンス劇場を
足して50倍位にしたヤツの、
何をそんなに「楽しい」と思ってしまったのか。

自分がちょっと謎ですね。

「ウィーン」を「感じた」と
思ったのかもしれない。

次の日に観たのは
「ラインの黄金」。

コレ。
ワーグナーの
「ニーベルングの指環」の前夜ですが。

当時の私には、
こっちの方がハードでしたね。

「指環」のシリーズは
好きですが、
実は今でも聴くのが一番大変だ!
…と秘かに思っているのが
この「ライン」。

1幕ものだけれど、
2時間30分休憩なし。

「神々の黄昏」とか、
休憩を含めると6時間位になるけれど、
2時間半続くところは、ない。

劇場内が暑くて狭いのと、
まぁ単純に疲れていたのでしょう。

あ、でも
あのアルベリヒがカエルに化けるシーン。
あそこ、可愛かったですね。(笑)

ちなみに私、
ドイツでは
ライン川のすぐ近くに住んでいました。
ラインの乙女な感じは、
別になかった…
と思いますが。(笑)

“Rheingoldhalle”と言う停留場があって、
この「ラインの黄金」と言うオペラから
楽しみに行ったことがありますが、
何もなかったですね、
残念ながら。(笑)

ワーグナーの特徴である
ライトモティーフ(示導動機)って、
慣れないと歌えないのに
断片だけがグルグル回って、
ちょっと気持ち悪くなりそうなんですよね。(笑)

…コレが、
慣れてくると
「このテーマ、泣けるよね…」
みたいな発展を遂げます。(笑)

「ダースベイダーのテーマ」に
見られるように、
「スター・ウォーズ」も
楽しめるはずです。(笑)

「ピアニスト」と言う、
ある意味一人が好きで、
けれども孤独な職業は、
どこかで

「一人ではできないもの」

そんなものに、
憧れを持っていたのかも
しれません。

壮大で伸び伸びとした
歌心と響きに
憧れを抱きつつ。

最後に。
歌い手ではありません、
念のため。(笑)

それでは、また!
仲村真貴子

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