ぴあののはじめかた3

こんにちは。仲村真貴子です。

茨城県水戸市出身の音楽家…といえば。

作曲家の池辺晋一郎先生が
いらっしゃるんですね。

例の幼稚園お受験して通った附属幼稚園の、
園歌を作曲されてまして。

…この曲がトンデモナイんですよ!!!

あのね、めちゃ長い。笑

これは〜ぼくたちわたしたち〜の〜
だいだいだいすきなようちえん
これは〜ぼくたちわたしたち〜の〜
だいだいだいすきなようちえん〜の
やさしいせんせい
やさしいせんせいといっしょに…

幼稚園園歌抜粋(笑)

…こんな感じでですね〜。
あの、こういう形式、なんて言うの?笑

えーと。
最初に戻る→ちょっと足される→
また最初に戻る→ちょっと足される→…
っていう感じのループで
だんだんちょっとずつ延びて
また最初に戻るんですよ。笑
最終的にも総合的にも
要するに、長い。
コレ、園児覚えるの超大変ね。

ホームページ見たら
歌詞の全貌、
つまり繰り返しが全部なしだったら
「なんだ。こんなモン?!」
という感じで驚愕しました。笑
仕込まれた「暗譜の秘技」とは、
ピアノによるもの…ではなく。
「園歌」という思想教育によるもの…
だったかも知れません。

なーんちゃって。

ターニングポイント:4歳

さて。

ピアノをここまで続けるには…

というか、

「人生」って誰しも

「ターニングポイント」
みたいなものがあるはずで。

「こんな時に、こうなった」
「こんな時に、これをしなかった」

そういうもの。

それは、
偶然の人との出会いや
偶然の出来事…
というよりも
「その時に自分がどうしたか?」
っていう方が、大きい気がします。

年中さんになる直前…
年少さんの3学期、年明け、
4歳の時ですね。

「まきこちゃん。
新しい先生に習ってみない…???」

コレです。

あの、念のために書きますが。
先生と折り合いが悪かった訳ではないですよ。笑
まぁ、後々そういう経験もしてますが。

例の
「みんなのおけいこ」全3巻も終盤になると。

「他の子だったらマルあげるけど、
まきこちゃん、もう少し出来そうだから
もうちょっと上手に弾けるようにしてきて。」
…こんなことが
ちょっとずつ増えてきていた。
何か、見込まれつつあったようで。

ちょうど、
通っていたお教室では、
先生たちの「先生」として
いわば先生たちの教育・啓発、指導のために
新しい先生を東京から呼ぶことになった。

あくまでお教室の「先生」のために
当時芸大の大学院の学生を呼んだんです。
学生の立場からすると「出稽古」ですね。

それで。
「本当は先生たちのためなんだけど。
まきこちゃん、その先生に習ってみない??」

「…うん!!」

と、いう訳で。

年中さんに上がる前の2月に
いきなり芸大の大学院の先生に
つくことになっちゃった…
というよりも
つくことに「しちゃった」っていう感じに。

ご存知、両親は音楽家ではないので。
「うーん、わかんないけど。
本人が『やる!』って言うなら、仕方ないし。
ダメならダメで、それも仕方ないよね…。」
…みたいな感じだったそうです。
ただし。
今までの一月分のレッスン代が
一回分のレッスン代に
ほぼ置き換わってしまったことは
たいそう驚いたようです。

…そんな訳で。
ガチレッスン、スタート。

ちなみに、これ以降私は
不思議なことに私は
ほぼ男の先生の元で育っています。
今に繋がる基礎的なことは
やっぱり4歳からやり始めたことが
今も習慣になっているかな。

レッスンの実態

「初めまして」の時に
ドッサリ積んである楽譜の候補の中から
取り組んだものは、大体こんな感じ。
バイエルは下巻からスタート。
ちなみに「ハノン」は高校受験の時に
スケールとアルペジオが課題になるまで
全くの未経験。
楽譜も持っていなかった。笑

ハノンのスケール、
全部で24ある長調・短調が
もちろん全部載ってるんだけど…
ハノンのスケールって
ハ長調+イ短調(調号が何もない)から
次がヘ長調+ニ短調(♭1つ)になっていて。
要するに♭が増える順に並んでいて
一周すると最後がト長調+ホ短調(#1つ)。
この順番が、何か反対周りみたいで
ちょっと使いにくい…
って思ったら。

バイエルはハ長調の次。

ト長調でした。

謎の三つ子の魂の威力。
まぁショパンのプレリュードなんかも
調号なし→#1つ→#2つ→…→♭2つ→♭1つだし。
この並びに慣れちゃってる。

  • レッスンは1回45分(7000円)
  • 週1回、月3回(最後の週が休み、とかそんな感じ)
  • バイエル1〜2曲+曲2〜3曲ペース
    …持ち越しの曲と新しい曲が半々位。
    たまに全クリアー、全部持ち越し、
    全部新しい!なんてこともあった。目標は一発クリアー。笑
  • 大体毎回暗譜
  • 練習時間は2時間くらい?
  • レッスンはグランドピアノ
  • 録音はナシ

年長のときに
「ブルクミュラーを弾いていた」
という記憶は割とハッキリあるので。
年中〜年長にかけて、
1年〜1年半位でこの本やってたのかな?と。

他には…

  • バッハ:アンナ・マグダレーナ
  • バルトーク:子供のために
  • カバレフスキー:子供ピアノ名曲集

…こんなのとかを、
たまに追加してやっていたのでは。
邦人作品はあまりやっていなくて
湯山昭先生の「お菓子の世界」なんかは
もうちょい後…
あー、でも年長の終わり頃には
弾いていたかも。
「自分でちゃんと譜読みができるように」
という理由で、
近・現代のもの…バルトークとか
カバレフスキーなんかは
割と多めに取り入れていたように思います。

今考えてみると
「あの、おっきなピアノが弾ける!!」
という訳で。
レッスンが「グランドピアノだった」
というのは
一つのモチベーションだった。
「レッスンは、グランドにして欲しい。」
というのは
親が要望したことでもありましたが、
これは意外と対面レッスンならではの
重要な要素であるように思います。

リモートだと
自宅から受けられる反面、
自宅のピアノがアップライトの場合
レッスンの「特別感」は、
あまり感じられないから。
そもそも4歳か5歳だったら
まだレッスンは親が付いていたなぁ…
とは思うけど。

まぁ、先生変わって
真面目に楽しそうなガチレッスン!だけども。
そりゃあ、
楽しいことばっかりじゃないよねぇ…
と苦笑いしながら、書いてる。笑

続きは、また!
…なんか叩けばホコリが出てくるっていうか
ネタが尽きないので
気が済むまで書こうっと。笑

それでは、また!
仲村真貴子