外国にまつわる、よもやま話32〜5月のバルセロナ〜

こんにちは。仲村真貴子です。

5月っていい季節…
だけど、
毎年なんだかんだ大変!
かもしれません。(笑)

5月が大変!
というよりも、
大変なことがあると
自分に負荷をかけすぎるところが
あるかもしれない。

…そんな話をしていて。
そう言えば
ドイツにいた時に逃亡を図ったことが
ありました。
5月でしたね。

今年は例外続きで
日本のみならずどこも大変!
だと思うけれど。
例年の5月、6月辺りって
ヨーロッパは特に
コンクールやオーディションの季節。
ハード!です。

ドイツの、5年目だったかな。
生活の面では右往左往することは
なくなっていたけれど。
焦りもそれなりにあった訳で。

学内でのコンチェルトのオーディションが
終わった後に
ボキッと行ってしまった。

「コンチェルトを
オーケストラと演奏すること」

というのは、
ピアニストとしての夢の1つだけれど
私は、とにかくなかなか手に入らなかった。

だから、
そこについては
結構いろいろな無理をしていたけれど
それでも思うようにいかず…。

人に言わせれば
「たかが小さな学校の、
一部の話」で、
それもわかるんだけど。
弱っていると
「小さな学校」の
「一部」でもうどうにもならないなら
もう、どうにもならない気がするモン
なんですよね。(笑)

何か、物事に「ベストを尽くした」
と思う時。

「ベストを尽くしたから、
満足!」

と思う時と、

「これがベストだから
もうこれ以上は行けない…」

という気持ちは
紙一重で。
この時は後者に振れてしまった。

…まぁ、今にしたら
「それで、ベスト?」
と思わなくもないけれど。(笑)

そんな訳で。

知っている人がいなくて、
言葉が通じなくて、
行ったことのないところに
行きたい…

という、

「探さないでください」状態の
現実逃避を決行。

見方を変えたら
ちょっとヤバイヤツですね。(笑)
帰ってきた後に
「何言ってるのか、わかってるの?」
と言われたりしました。(笑)

それで、行き先がバルセロナ。

景色と天気が良くて、
食べ物が美味しいところ。

滞在時間は2泊3日だったけど
正味30時間。

サグラダ・ファミリアに行って、
バルでこの世の終わりみたいな量の
魚介類を食べて、
迷いながらグエル公園に行って、
ロープウェーに乗って、
リセウの劇場の周りを歩いて、
生ハムとサンダルを買って、
バルで軽く飲み食いして、
カサ・ミラに行って。

…上等でしょ??

いちばんの思い出は
グエル公園に行くのに
ハイパー迷ったこと。

適当なスペイン語で道を訊くも、
返ってくる答えがわからない。(笑)
「えー、すぐそこだよ〜」
と言われるも、
だから着かないじゃん!!みたいな。

めでたく着いた時には
例の有名なトカゲを見ながら
ボーっとしていました。

…要するに、
ボーッとしたかったみたい。

ドイツにいた頃は
せっかくいるのだから、
やれること
思いつくことは全部!!
と思っていた気がしますね。
あ、大学の頃も。
けれど、
「同時並行」は
思ったよりも得意ではないようで
必ず調子悪くなるみたい…
とは、最近気づいたことのようで。

そう言えば、
「ばっかり喰い」だし。
コアラとか、
ナマケモノとか、
「寝てる時間が長い動物」が
割と好きなのは、
ナマけている訳ではなくて、
いろいろできないから…
とか言いたいのは、
言い訳ですが。

楽譜を持たない「現実逃避」は
いい思い出!ですね。
効力は、
滞在時間と同じ、
30時間位だったけど。

バルセロナのすき好きよりも、
南の島でボーッとする…
みたいな旅行は
ちょっと憧れ。
都会の喧騒に疲れる…
とかでもなく、
家でも人の気配とかに結構敏感。

…そんな、
面倒なほど感じやすいらしい
「自分」と、
ちょっとうまくお付き合いしたいと思う、
今日この頃でございます。

スペイン、また行きたいなー。

それでは、また!
仲村真貴子

追伸:
この記事を書いたのは
5月の終わり頃だったけれど。
書いた記事を公開する元気は
ナゼかなかったらしい。
今は、グエル公園の写真を探して
イエーイ!!
っとなる位には元気になってきた。
スペインまた行きたいな。