こんにちは。仲村真貴子です。
連日の卒業式や入学式の中止のニュースに
心を傷めつつ…
私も大学の卒業式中止を経験した
一人です。
儀式的なものに
それほど興味がない部分も
ありますが、
大学の卒業式といえば
まぁ一区切り。
袴を着るのは
それなりに楽しみにしていた
気もするし、
卒業式恒例の
学長のパフォーマンスは
見たかった!とも思う。。
教務で卒業証書を受け取り、
学内で宅配ピザを食べ(笑)、
結局その後何処かに
ご飯食べに行ったかな…。
謝恩会も、もちろん中止です。
私、その当時ちょうどやっと熱が
下がったところだったのですが、
郵便局巡りしてました。(笑)
入試に必要な
書類を提出するためです。
(機会があれば、後述します。)
外国の大学といえば
「卒業式」とか
「入学式」は
「ないもの」と
言われますが。
アメリカなんかでは
博士っぽい帽子の写真も見るし、
ドイツでも学長から修了証を…
と言う話もたまに聞きますが。
私の場合。
全くありませんでした。(笑)
入学については、
年に2回入試があるので
現実的にやっている場合じゃないのかも。
それに、
日本と違うのは、
一気に何百人も入学する訳ではない。
ちなみに
私のピアノ科の同期、
大学院の場合ですが4人でした。
私を含めて日本人2人、
韓国人1人、
ギリシャ人1人。
ついでに、卒業はバラバラ。(笑)
ピアノ科は結構みんな卒業しますが、
他の楽器だと
卒業しない人も割と多い。
オケの仕事が決まって…とか、
そんな具合に。
あるいは、
国によっては兵役がある場合があって、
卒業を早めたり、先延ばしにしたり、
その辺りは様々な事情があるようです。
私は早くソリスト課程に行きたかったので、
延ばさずに出ましたが…
ワケわからないまま
頑張った感じかしら。(笑)
「入学式」と言う訳ではなかったけど、
学生課の説明会で
その名も”Mannheim Box”なるものを
もらいました。(笑)
中身はマグカップ、
街中の地図、
街中のお店のクーポンなどの情報。
“I ❤︎ Mannheim”の
マグカップは、
取手のところを割ってしまいましたが(笑)、
地図は結構ありがたかったですね。
…そもそも、
初めての頃は
「入学式どころじゃない!」
と言うのが、
おそらく正直なところ。
滞在許可の手続きと、
学校関係の手続きに追われて。
街中の段差でコケたりしながら
いろんなところに行ってましたね。
私は、同時に
家探しもしていました。
そんな感じで、
気がつけば授業が始まります。(笑)
学校の、
諸々のシステムも、
授業の内容やら
何を履修すればいいの??
と言うことすら、
怪しいままに。
あ、今考えれば、
学期始まりの行事として
学長が喋る、
退任、就任の先生を紹介する、
かつその後、演奏会…
って言う行事がありました。
なかなか、長い会。
1回だけ行ったことあったかなー。
コントラバスの教授の演奏がうますぎて、
まるで高級な宴会芸のようだったソレは、
多分学期始めの儀式ですね。
「卒業式」に至っては
全く何もなく。。。
後で教務に
修了証を取りに行って、
学生証とか、
図書館のカードとか返して、
終了です。(笑)
卒業試験が基本的には
リサイタルなので
そこが一区切り、
大きいかもしれません。
「卒業式」と言う儀式は
ともかくとして、
音楽家としては
「リサイタル」
と言うのは、
やはり1つの大きな意味を持つもの…
と思ったのは、
この学校のシステムによるものである
気もします。
「入学式」とか
「卒業式」とか。
当たり前にあるうちは
「なくても別に…」
と思うものですが、
無ければないで
「ちょっと寂しい…」
と思うのは、
無い物ねだりの人間の
悲しい性かしら。
けれど、
儀式的なものがない背景に
「学校とは通過点」
と言う考え方があるかも。
今ならば、
そんな気もしますね、
…ちょっと思い出して、
懐かしくなりました。
卒業式や
入学式が
あっても、なくても、
健やかで
楽しい日々を過ごせますように。
それでは、また!
仲村真貴子
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