11月22日 リサイタルに寄せて 〜その23 「夜型生活と音楽家」〜

こんにちは。仲村真貴子です。

「ぼくは勉強ができない」ならぬ、
「わたしは早起きができない」。(笑)

早起きすると、調子が悪い…。

Facebookなんかでも、時々夜のふくろうちゃんについての記事を読むけれど、私は正真正銘の夜型人間。キャンディークラッシュに登場する、「オドゥス」というふくろうのキャラクターは密かに大好き。

夜のふくろう、カワイイじゃん…とか言っている場合ではない。

「朝活」「早起きは三文の得」なんて言葉が流行る中で、夜型人間宣言は世の中の全方角に向かって「怠惰」「ダメ人間」を宣言するようで、分が悪い。

世の中は朝方人間中心に回っているし、利点が目に見えてわかりやすい。学校も会社も朝が早いし、朝早くに練習した、朝何時に起きた…なんて話は自慢にも美談にもなる。私だって羨ましいのだよ!夜中までやった、あるいは明け方までやった…というところで、誰も褒めてくれない。いつもどこかで誰かに「早く寝なさい」と言われるので、多分そういう人生なのだと思う。(笑)

人間は「早起きの習慣化」では朝型に変われない
https://president.jp/articles/-/30054

言い訳くさいので、夜型人間のいいところでも探そうと思う。
・音楽家に向いている
…え、思い込み?(笑)
朝の6時とかに演奏会があることは、まずないので。夜型人間は強いと思いますね。
ちなみに私、本番当日は結構ギリギリまで寝ています。ギリギリまで寝ていられる図太さ…ではなくて、起きていると緊張して疲れるから。体力温存のために「わざと」です。計画的睡眠。
・集中力がある
「集中力がある」というか、「集中出来るかどうか」は、かなり重要なポイント。
早起きすると「調子が悪い」と思うのは、ボーッとしてしまって全く集中できないから。早起きしたことの達成感がデカすぎて、1日が終わってしまう。(笑)集中できなくて使い物にならないなら、遅く起きて短時間で頑張った方がいい!という結論に至れり。
・自分に厳しい
「早起きしなきゃ!」と思うのは、結構自分に厳しいですよね。「怠惰」と思われることに、甘んじてはいない。
忙しいとき、やること、やりたいことが多いときに、「寝る時間が欲しい」というよりも、私なら「寝ないで済む体が欲しい」と思う。寝ないで済む体があったら、自分はスーパーになれるのに…みたいなストイックさ。(笑)でも、これも「集中出来るかどうか?がカギ。短時間で集中するには、体力も精神力も必要で、想像以上のエネルギーが必要。

…私にとって大切なことは、「集中できるかどうか」。
要するに、起きる時間と寝る時間は、あんまり関係ない。
もっと言えば、起きている時間の長さよりも、「その時間に何をするのか?」が重要!ってこと。
それが、私は朝早くよりも、夜遅くの方がやりやすい…ということです。

集中力。集中できること。
これが私にとっての、何よりの充実感ですかね。
どうか、夜型人間の方が健やかで楽しく過ごされますように。

それでは、また!

仲村真貴子
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