外国にまつわる、よもやま話25〜マンハイムって、こんなとこ〜

こんにちは。仲村真貴子です。

私が6年間住んだ街、
ドイツはマンハイム。

ドイツという国は
日本で言うところの
中規模くらいの都市が
点在している印象があって、
日本からすれば
「ベルリン」や
「ミュンヘン」でさえも
「田舎」かもしれません。(笑)

マンハイムは人口30万人ほど。
けれど、
「ド田舎でのどか!!」
と言う感じではないですね。

観光地ではないけれど。
生活するには
なかなか便利なところ。
そんな気がします。

徒歩圏内に
家、
中央駅、
学校、
劇場、
役所、
銀行、
飲食店などなど
全部揃っている感じ。

街の中心部にあたる
馬蹄形のところは
碁盤の目。
住所はアルファベットと数字です。
N7、 18とか。
(…これ、学校の住所だっけ?笑)

地形としては
川2本に挟まれた平地。

そう、
チグリスと
ユーフラテスの
メソポタミア!!

…ではなくて、
ライン川と
ネッカー川の
マンハイム!!です。(笑)

「マンハイム」と言って
もしも知っている人がいるとしたら。

カセットテープを作った
BASFという化学メーカーの
本社があるのが
隣町。
あるいは、
ハイデルベルクなんかもすぐ近く。

もう1つ踏み込めば。

あのモーツァルトが
職探しに訪れた場所。

もっと言えば
モーツァルトが生まれる
少し前の時代、
「前古典派時代」と言われた頃に
「マンハイム楽派」
と言われる作曲家たちがいた。

フランクフルトからも
ICEで40分ほど、
パリには陸路で3時間など、
交通の便がとてもいい場所。

あるいは、
マンハイムの劇場は
現在も重要な意味を持つはず。

劇場の大きさとしては
1200席ほどですが、
非常に多くの演目が
上演されていることで
知られています。

この劇場を足がかりとして
巣立っていく
歌手や
指揮者の
多いこと。

今をときめく
ドイツ人のソプラノ、
ディアナ・ダムラウなんかも
そう。

歴代の指揮者には
日本でも有名な
準・メルクルや
ダン・エッティンガー、
古くはあの
フルトヴェングラーの名前も。

フルトヴェングラーは
ハイデルベルクに
眠っているようだし、
エッティンガーには
飲み屋で何度か
お会いしたことがあります。(笑)

「モーツァルト」にしろ、
「劇場」にしろ、
「歌」という面において
ちょっと重要な場所かも
しれません。

あるいは、
「マンハイム」という場所は
「目的地」というよりも
「経由地」という印象。

ここを超えたら
天下に近付く、
関ヶ原!!
…という訳でもないけど(笑)、
そんな側面も
ある気がします。

メソポタミア的な
関ヶ原…

「目的地」ではなく
「経由地」、
「歌」との関わり…

私にとっては、
そんな場所かもしれません。

ネッカー川沿いの景色。やっぱり結構田舎か…(笑)

それでは、また!
仲村真貴子

追伸:
マンハイムには”Yagiya”さんという
日本人パテシエがやっている
ケーキ屋さんがあります!
甘いもの、食べたいなー!!

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mail@makikonakamura.com



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