外国にまつわる、よもやま話33〜1つの区切り〜

こんにちは。仲村真貴子です。

CDはドイツへも発送し、
それはまた新たなコミュニケーションを生んだ。

Jussowはこんな時だけ反応が速いし(失礼。笑)、
Ramirezは笑っちゃうほど相変わらずだった。

Pistoriusだけ音沙汰がなく
心配したら
「Mannheimにはおらず、
故郷Plauenにいる」、とのこと。
そこからオンラインで
レッスンしている、と。
そう言えば確か、
Mannheimには
「ピアノを持っていない」
と言っていたはずだ。

ついでに。
「今学期いっぱいで退官する。
Mannheimの家も、引き払う。」
との連絡が。
ちょうどいいタイミングで連絡した気がする。

Mannheimで
「CD届いたよ〜」
との連絡は、
ヴォイスメッセージだった。(笑)

カカオトークでスタンプが送られてくるのが
結構楽しかったが(笑)、
いつの間にかWhatsAppになったけども。

何でも
スマホのキーボードだと
指が太くて打ちにくいから
ヴォイスメッセージが楽だそうな。
個人的には
1回くらい、
言ってみたいセリフだったりする。

昨日のFacebookで
友人が「クラスのLast day」と
写真を載せていて、
しんみり感ゼロの楽しそうな写真に
いーなー!!と思った。

もっとも、
「母校に対する懐かしさ」
のようなものはほとんどなく、
「外国」や「世界」と言うものに
漠然と興味はありながらも
「ドイツ」への未練も
意外にあんまりない。

結局のところ
「ドイツ」とか「学校」とか言った
「大きなもの」よりも、
結びつきは個人的に密なもの
だった気がする。

けれど、
RamirezもPistoriusも退官し、
Dauも他界してちょうど2年になるし、
1つの区切りかな、
と言う感じはしている。

師匠、もとい仙人の故郷Plauenは
チェコとの国境に近かったり、
シューマンの生まれ故郷Zwickauが近い。
チェーンのドラッグストアとか
ファストファッション、
ショッピングモールもあるけれど
控えめに言って結構田舎。
ハッキリ言ったらド田舎。(笑)

でもねー。
ビールが美味しいんだよねー。

ドイツのビールは
その地方の銘柄、
いわばどこへ行っても「地ビール」があるけど。
個人的にはPlauenのビールは
やっぱり美味しかった、と思う。
水がいいから、らしい。

「Plauenでビールを飲んで
レッスンに来ていたことは
知っている。」
と、最後の最後に言われ、
今までの行いを詫びたくなったのは
いい思い出。(笑)

…さすが、仙人はお見通し。
「だって、『ダンテ』とか。
ビール飲んだくらいの方が
オクターヴ続くんだもん…。」
とか言ってみたけど。
真偽のほどは、知らない。笑

おそらく30年くらい
Mannheimで勤めていたはずだから
さぞかしさびし…
と言うよりも、
前述の通り
「しんみり感ゼロ」だと思う。

「せいぜい苦労したらいい。
そして、ちゃんと『自分の』人生を。」

とでも言ってるはずだ。

“Viel Spaẞ!!
楽しんで!!

と言うドイツ語があるけれど、
それは「今、この瞬間」と言うよりも
「人生そのもの」を指すような気がする…
のは、最近のこと。

「人生を楽しんで」

ワーキャーする「楽しみ」と言うよりも
「味わう」とか
「大事にする」と言う方が
感覚的には近い感じがする。

仙人Pistoriusは、そんな人。

だから、何かこれからも
全然変わらない気がする。(笑)

…連絡を取ると、
ちゃっかり自分の録音を送ってくる、
ちょっとマイペースっぽいところが
結構好きだ。
そんな訳で、
私も勝手に載せよう!っと。

…久々に聴いたら、
意外に結構似ている気がする。
でも、うまいなぁ。(笑)

「ちゃんと人生を楽しんで」

仙人からのお言葉を。
おそらく、マスター・ヨーダも。

それでは、また!
仲村真貴子

追伸:
シューマンのピアノ協奏曲の
「オケパート」をレッスンに
持って行ったことがあったけど。
「ソロを弾いて欲しかっただけ」
…かも知れない。(笑)
ちなみに、
師匠のシューマンの
「オケパート」。
聞き惚れて譜めくりドキドキしちゃったよ。
お騒がせ野郎ですみませんでした。
えへへ〜。