こんばんは。仲村真貴子です。
「ドイツ語」で見た「スターウォーズ」の話。
最初の「昔々、遥か昔、銀河系の…」云々のところから
ドイツ語だった話はしましたが。
もう、本編とは関係なく笑える。
いやー、よくこんなドイツ語速く喋れるなー、
R2ーD2の読み方は、そのまんま英語なのか、
え?C3POって、今ドイツ語読みで言った??、
ハリソン・フォードの声は、ハリソン・フォードの声で
聞きたかったゾ…
…と、一人ノリツッコミをしていた訳ですが。
「オリジナルではない」ものの「違和感」
これって、考えてみると不思議ですよね。
英語がベラベラか?と言うと、
そうでもなく、
ドイツ語が超出来るか?
と言われると、
同じく、そうでもなく。
日本語訳だと、
何かアニメの実写版みたいに見える。
先日の金曜ロードショーも、
わざわざ音声を英語に替えて、
字幕を出して見ました。
(電子音)
(爆発音)
とか出るのは、ちょっと余計な気もしたけれど、
おおむね満足。
映画が大好きで、物凄くたくさん見てきた!
と言う訳ではないけれど、
洋画は決まって
オリジナル英語版+字幕で
見ていました。
「アラジン」とか
「ジェラシックパーク」とか。
小さい頃は
字幕を読むのもやっとで
全く意味がわからず、
ひたすら怖いだけ。(笑)
でも、日本語で見たかったか?と言うと、
ちょっと違う気もする。
前述の通り、
イタリア語のオペラを「ドイツ語で」やること。
あるいは「日本語で」やること。
ある種の恥ずかしさを感じるのですよね。
別に、イタリア語が上!とか言いたい訳ではなく、
聴いていてちょっとウケると言うか、
何かちょっと…ハズカシイ。
ミュージカルや、
オペレッタなんかも
正直なかなかハズカシイです。
議論の余地があるけども。
わかることが
「ハズカシイ」のか?と言うと
ちょっと違うかな。
答えの鍵としては、
「音」だと思うのです。
「音声」としての「音」。
「発音」としての「音」。
同じく、その言語の「抑揚」と言うのも
あるかもしれません。
実は先日、
LINE電話でドイツ語を教えてみたのです。
ドイツ語…と言うか、
ドイツ語の「発音」。
音楽家は耳がいいから…
と、ざっくり言われそうですが、
「発音」を学ぶって結構大変で、
自分で習ってみてビックリした。
だから、ちょっとそれを説明出来るかな?
っと思って。
LINE電話。
画像なし。
「音」だけ勝負!です。
どうやって発音しているか?って、
大体まず考えたことがない。
口の形?
舌の位置??
…大分変態性の強い話になってきました。(笑)
ドイツ歌曲の場合は旋律が助けになる場合が多いし、
逆に言えば「この発音でなきゃ、気持ち悪い!」
みたいに、
感覚に敏感になってきます。
喋れない言葉に対して、
フランス語っぽくないな…、
ロシア語っぽい?
中国語?韓国語?
みたいな「感覚」。
タモリのなんちゃって外国語みたいですが(笑)、
私たちの中に「音声」としての「音」に対する感覚とか、
それに対するイマジネーションが
実は備わっているような気がしますね。
映画やオペラの「オリジナル」に対する感覚は、
訳されたものの不自然さよりも
あるべき自然なものを求める。
あるいは、
わからないものの「心地よさ」
なんてものもあるかもしれません。
わかる大事なところだけで十分、
あとは想像!適当!!
…って、大分いい加減かなぁ…。
ちなみに。
BBー8とかR2ーD2とか、
愛すべきドロイドたちは
もちろん「そのまま」です。
訳される必要のないものたちの、
特権。
…何かあんまり
「スターウォーズ」のこと書いてないけど、
最後に。
“May the Force be with you!!”
を、ドイツ語で。
“Möge der Macht mit Ihnen sein!!”
…やっぱり、何か違うよなぁ…。(笑)
それでは、また!
仲村真貴子
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