引越したよ記念日

こんにちは。仲村真貴子です。

「この味がいいね」と君が言ったから…

じゃなかった、
マキコが東京に引っ越してきたから。
今日は引越したよ記念日です。

「記念日」を気にする性格ではないけど、
人の誕生日は大体一発で覚えるワタクシ。
日付に関するものを
「覚えている」ということは、
やっぱりそれだけ大きなこと…
だったはず。
特にお祝いとか、しないけど。

水戸から東京に引っ越してきたのは
小学校4年の時の8月26日です。
水戸のマンションは、
その後もたまに行き来することがあったので
「家を離れる」っていう寂しさは、
あんまりなかった。

でも、
引越しとか環境が変わることは
それなりにやっぱり大変なこと。
その意味で、
人生で引越しの回数が
40とか60とか100とか言われている
ベートーヴェンの気持ちは、
ちょっと理解し難い。(笑)

「水戸」とは、
その名の通り水があり、
東京の家の近くにも
日蓮が足を洗ったとか、
源氏が旗を挙げたとか
勝海舟が云々…という池があり、
ドイツ・マンハイムは
川2本に挟まれたメソポタミア的な場所。
私はライン川の近くに住んでいましたが、
何か「水」のあるところに
住むみたい。

水戸にいた頃は
徳川のお膝元
水戸藩の弘道館とか、
梅の名所とか、
学校の森からタヌキが出てきて…
みたいな思い出もあるんですが。
学校自体は国立の附属だったので
今考えればエリート志向というか
生意気だった。笑

学校は結構ガチガチで、
放課後に遊んだ記憶はないですね。
学校の終わりが割と遅くて、
速攻帰る生活。
1日1ページ…みたいな宿題は
真面目にやっていました。

「読み」「書き」「そろばん」を
自で行くような。
「授業中に出来るだけ覚えなさいね」
と言う、某オトナの教えにより
集中力は養われた気がいたします。

東京に来てみたら、
帰りは早いし、
みんな友達の家とか公園で遊ぶし、
何か拍子抜け。
ピアノをやっているからって、
やっかまれたりすることもなく
のびのびしてました。

友達の家に行くのって
人生初!!
くらいの勢い。

水戸っていうのは、
「水戸っぽ」って言葉があるくらい
結構気が強いっていうか、
喧嘩っ早いっていうか。
勝気な気質もあって、
私、あのまま水戸にいたら
どうなってたかなぁ…??
っていう気持ちは、ありますね。

ピアノやってから大変だったのか、
大変だったからピアノやったのか、
結構微妙だけども。
まぁ私も
気が強い子だった。
…家の中限定ですが。

東京に来てみたら、
あんまり授業中とかも
みんな発言しなくて。
水戸では
「いいから手を挙げて、
何か言う!!」
みたいに鍛えられていたので
ちょっと浮いちゃいましたが。
その辺り、
ちょびっと控えめに
ごまかしていたかもしれません。

「ピアノを本気でやる」とか、
ピアノに限らず、
いわゆる「芸事」を本気でやるのは
学校とか人付き合いを考えると
ちょっと難しい節がある訳で。

八方美人だったところもあったし、
ピアノをやっているからって
「別枠」みたいな意識もなく、
「ピアノ」を取ってしまったら
自分から何も残らない…
みたいなのは嫌でもあり。

その意味では東京、
楽しかったですね。
でも、
最初から「東京」だったら、
ピアノやってないかもしれないし。

そう考えると、
運命とは数奇なもの。

引っ越した時の8月26日も
暑くていい天気だったなぁと。
随分、うちのものは増えたけど。
そして、
ワタシも歳を取ったけども。笑

それでは、また!
仲村真貴子

追伸:
水戸での社会科見学は
納豆工場。
東京での社会科見学は
国会議事堂。
東京ってスゴイね!!
って思った田舎モンでした。

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