こんにちは。仲村真貴子です。
「なんだか語彙が増えてきた
気がする…」
とは、
ドイツにいる友人の弁。
外国語が上手になるのは
皮肉にも
トラブルの時や
非常事態ですね。
身を守る必要に迫られて
覚える。
調べる。
身に付く。
単語を「暗記する」のではなくて
「体感」として覚える感じ。
実感する、
自分の記憶と結びつく、
というか。
私も今回の事態で
久々にドイツにいる
友人・知人と連絡を取ったり、
たまに外国の新聞記事なんかも目にして
それを実感しているところです。
極端な話
別にその国の言葉が話せなくても
日常生活は成り立つ…
と思います。
レッスンだって、
一対一だし
自分のための時間だから
どうにかなる。
それに、
先生は弾いてくれる。
けれど、
トラブルの時は
「必要」が出てくる。
そんな気がします。
外国におけるトラブル。
これは
結構日本では想像できないことが
平気で起こります。(笑)
1つ目は、
やっぱり。
「滞在許可」に関すること。
これは、
外国に住む日本人あるある…
だと思いますが、
たいていの人が
何かネタ話を
持っているはずです。(笑)
多分、
みんなドキドキしている…。
長期的に外国に滞在する場合に
必要な「滞在許可」。
これには「運」も必要です。
多少。
いえ、かなり。
いや、すべて??
…と思うくらい。
お役所仕事なのに
驚きを禁じ得ないのですが。
コレ。
「人によって
全く対応が違います。」
一応、
申請に必要なもの…
・申告書
・パスポートサイズの写真
・保険の契約書
・パスポート
・在学証明
・銀行の残高証明
確か大体こんな感じだったかと。
この、最後の
「銀行の残高証明」が
結構クセモノで、
私はコレに泣かされました。
…というか、
担当者が厳しかった。(苦笑)
「担当者」というのは
自分の名前の苗字のアルファベットで
割り振られていて
たまに人事異動で変わることはあれど(笑)、
申請の時は大体同じ。
もう、名前変えようかと思った。(笑)
他の人が苦労しないところで
難癖つけられる…
なんてネタは、
多分それぞれにあるはずです。
まぁ、マンハイム。
悪名高いですな。
銀行の残高証明に関しては
難民や外国人が多いという
昨今の情勢で
厳しくなる傾向な気がする。
場所によるかもしれないけれど。
銀行口座にいくら以上
なければいけない…
という規定は
一応あるはずですが、
人によって結構いうことが違う。(笑)
私はかなり厳しくて、
いくら以上、
しかも”Sperrkonto”という
口座でなければならない。
…コレ、
他の人は知らず。
言われたの、
当時は私だけ…。
(現在は必須になっていると思う。)
“das Konto”とは
いわゆる「口座」の意味。
“sperren”とは
「封鎖する」
「遮断する」
という意味で
かなり強い言葉。
(…というのを
後から知った。)
おそらく今のヨーロッパの
この状況、
かなり使われているのでは…
と思います。
実際にメッセージにも書かれていた。
“Sperrkonto”
「封鎖預金」
…と辞書には書いてありますが。
なんのこっちゃ。
「封鎖預金」と聞いたところで
どんなモノなのか、
わからない。
単語を日本語にしたところで
それが「何なのか?」が
わからない。(笑)
口座を開設する段階で
ある一定額を預金しなければならず。
その金額以上の預金があれば
出し入れは自由。
金額が下回ると
月に引き出せる額に制限がかかる…
という口座。
…コレって日本にはあるのかな?
ちなみに
滞在許可の更新の時には
「残高がいくらだから1年ね…」
なんてこともありました。
条件が揃っていれば2年もらえるはずが、
パスポートの期限のせいで
短くなった…とか。
「学生の延長は認めないから
オマエの教授を出せ!」とか。(笑)
あるいは、
担当者が違った!
それだけの理由で
謎にあっさり終わった…とか。
ちなみに。
“Sparkonto”というのは
いわゆる郵便局の定額預金のようなモノ。
私、間違えてこっちの口座
開設しました。(笑)
“Sperrkonto”という、
その口座そのものが
わからなかったのと、
単純に”Sparkonto”の方が
開設が簡単だったから。
滞在許可の更新の時にわかって
超絶暑い夏の頃に
街中を右往左往…
という、
ちょっと辛い思い出です。
主食はトルコスーパーの
チェリーだったな…。(笑)
“Sperrkonto”と
“Sparkonto”。
…「ぐりとぐら」
とかだったら、良かったのにね。
やられたぜ。
それでは、また!
仲村真貴子
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