こんばんは。仲村真貴子です。
…そろそろ、またドイツ語を真面目にやるか…という気になってきている。
サッカー通訳観戦記を読んだ影響か、ベートーヴェンが弾きたくなってきたからか。
語学の習得の何が大変か?って、出来ない自分と向き合うことだと思っている。ちょっとやるとわかって、通じると楽しくて…というのは、初歩段階の話で、そこから先が大変。「キリがない」と気付くのは、正直悲劇なんじゃないかと思う。こんなにやってもまだ出来ない、この前やったのに忘れてる、あぁ、また間違えた…コレがキツイ。
喋るのが怖くて、プチストライキを起こしたのは、まだ記憶に新しい。
「これだから日本人はドイツ語が出来ない。」
…その言葉に傷ついて、余計に喋れなくなったり、結局練習を言い訳のようにする自分を責めたり。でも、恐れずに言えば、人の外国語に文句を言う人は、その人自身あまり外国語が上手くないことが多いように思う。日本人でも、外国人でも。
外国語習得法の本が後を絶たないのは、それだけみんなが興味があるのと、方法論がありそうでないからだと思う。だけど、結局のところ「母国語力だな」と思うことも。なぜなら、外国語の能力は母国語を超えないから。母国語で言えないことは、外国語では言えるようにはならないから。
歌との係わりに興味があったから、留学前には手当たり次第語学に手を出した。日本にいた頃はドイツ語よりもイタリア語の方が出来たし、フランス語とイタリア語は完璧に混じった。鼻母音を練習しすぎて、一時期「まきこのドイツ語は鼻にかかる」と言われたり。(笑)ドイツ語は、結局独学っぽいところも。そうこうしているうちに英語はどっかに行ってしまい、みんな中途半端なことは反省する。だって、みんなできるようになりたいんだもん…。
なぜ外国語が出来るようになりたいか。
コミュニケーションのためか、
仕事のためか、
音楽のためか。
私なら、外国語が出来るようになったときに、どんな世界が見えるのか。
それが知りたいから、体感したいから、と答えるかな。
小さい子が、歩けるようになって、自転車が乗れるようになる感じかな、と思う。
行動範囲が広がって、今度は車にも乗りたいと思って。車の免許を取って運転すると、意外と自転車乗るのがうまくなる、みたいな。多分、そんな感じ。
脳はやり始めないとやる気にならない、というけど、腰が重いのは私の悪癖でもある。ドイツ語の習得に先は長いし、後悔も反省もあるし、他の言語に辿りつくまでに記憶が衰えるかもしれないし、心に傷もあざも増えるかもしれないけど!熟成期間を経て見えるものが増えていたらいいな…という淡い期待を抱いている。
それでは、また!
仲村真貴子
最近のコメント