…そろそろあの季節ですね1〜寒くなると思い出すこと〜

こんにちは。仲村真貴子です。

寒くな〜れば思い出す〜

…なのか何なのか。

寒くなってくると
「弾きこもりの季節だな…」
と思うのは、まぁ悲しい性でしょうかね。
受験とかやりすぎちゃって、
大学受験とか5回とかやっちゃって、
11月とかになるとピリっとしてくる…
って言うかね。

でも、そんなに何回もやったんだったら
なんか役に立つこともあったらいいな…
と思いながら、こちらもまた
勝手に綴るとしまする。

寒いと
「弾く季節だな」
と思うんですが。

私、超寒がりなんですね…。

寒いの、苦手。

寒い季節になると
「ねむい」「さむい」と言う2つの言葉で過ごせて、
そこに「お腹すいた」も加わるんですが。

コレ、共通言語。笑

ドイツにいた時に
友人・外国人たちがみんな
「ネムイ」「サムイ」と言う
日本語を覚えていました。さすが。

ちなみに「ネムイ」「サムイ」を連発…
って言うのは、
中学校の通知表に書かれてました。笑

さて。なぜ「寒いのが苦手か」。

それは、
「弾くのに気を遣うから」です。

心理的、精神的にも
肉体的、身体的な意味でも
寒いと気を遣うことが多いから。

…寒い時期に大事な本番が多い、
と言うのも、理由の1つだと思いますね。

だから、「入試」とか。
受験とか。

寒いと緊張するし、
緊張すると寒く感じるんですよ、
人間って。

それと、
体が冷えていると
なかなか体は動きません。
「手がかじかんじゃって…」と言う、あれ。
手が冷たくて、
鉛筆が持てないとか
パソコンのキーボードがツライ…とか。
経験、あります?
ちょっと、わかります??

失敗談というか、おバカな話として
私はこの、
「手が冷えたまま上手く弾けなければいけない」
と、思っていたんですね。笑

手が冷たいし
鍵盤も冷たいし
部屋も寒いし
でも
いきなり通して弾いちゃったりとか。

試しに
「どのくらい弾けないか?」
みたいな実験は、してもいいかもしれませんが…

それはあくまで
「対処法」を知るためです。

なぜならば
「危険だから」です。
手が冷えた状態で弾くのは
とても危ない。ケガをするかもしれない。

例えば、
サッカー選手とか
100メートル走る時に
いきなり走る人、いないでしょ?

みんなウォーミングアップを
かなり念入りにしているはずです。

寒いと体が動けないのは
「当たり前」だから。
別に能力がない訳ではない。

では、どうすればいいか?

私は本番の時は
いちばんに「体を冷やさないこと」と
考えています。

部屋が寒いのは対処法がないこともあるけど、
自分の体は、自分であっためられる。

演奏前も、準備運動しましょうよ!!

練習のウォーミングアップと
本番直前・楽器に触れない時のメニューは
自分で決めておく、持っておくといいです。

困った時は、取り敢えずコレ。
まずは、コレ!!みたいな。

練習のウォーミングアップは
私はスケールとアルペジオに
アクセントをつけたメニュー。
岩崎淑さんの本に書いてあった
「ラタイナメソッド」をちょっと
アレンジしています。

ウォーミングアップメニューは、
ウォーミングアップ用の曲を
弾くこともある(…モーツァルトのソナタとか
簡単な練習曲とか)のですが。
本番の時は
他の曲のことをあんまり考えたくないので
スケールとアルペジオ。

アタマもだんだんスイッチが入ってきます。

「弾けない時」「ピアノがない時」
コレはピアノを弾く人なら、結構重要。
直前にピアノが触れる、とは限りません。
むしろ、触れないことが多い。

カイロと手袋は必需品ですが
それだけでも足りないですね。
結局、大きいところを動かさないと
体はあったまってこない。

…そんな訳で。

ラジオ体操第一。(笑)

コレを、ビックリするくらいゆっくりやります。笑
あ、ジャンプのところはやらないですが。

それと、ヨガの三角のポーズ。
要するに、体側と腰回りを伸ばしたいんです。
それと首と肩まわり、二の腕、肘、手首…
って順番かな。
指先は動かすよりも
指先の「感覚」を確かめるような…
ちょっと弾力があるボールを握ったり
まぁ自分の太もも、二の腕も使えます。笑
あったまったら、指を広げる。
コレは、やってることが多いです。

体をあっためるのは
ケガの防止と
パフォーマンスの向上、
そして「キモチ」をあっためるためです。

ちょっと意識してやってみてくださいね。

…本番前に
超ゆっくりな「ラジオ体操」やってる人がいたら
多分それは私です。笑

アタマおかしい位ゆっくりな
「ラジオ体操」。
侮るなかれ、やってみましょう。

それでは、また!
仲村真貴子