こんにちは。仲村真貴子です。
先日、沖縄に行ってきました。
目的は「ダイビングのライセンス取得」。
「ダイビングのライセンス取る」と言うと
「えー!!!」っと言われ、
ダイビングの講習中に「ピアニストです」と言うと
「えー!!!」っと言われ、
その反応を楽しんだり
余裕がなかったりした訳ですが
無事にライセンスを取得しました。
俗に言う「Cカード」と呼ばれる
PADIオープン・ウォーター・ダイバーと言うコース、
これで一応水深18mまで潜ることができます。
この資格。
学科試験もあります。
事前に結構な分量のテキストが送られてきて
例えば浮力、水圧、空気の密度の関係から
機材の説明
水中でのジェスチャー
トラブルの対処法…
などなど。
これがやってもやっても終わらず
もうドキドキの真っ青。
行ってみたら、
いわゆるバディ(ダイビングをする上でのパートナー)の
大学生の中村くん(通称・タロスくん)。
彼が完璧なんですよ。
もう、どこの天才かと。
「今時の大学生は…」
なんて、金輪際言わないようにしましょう。
マジ、パーフェクト。
ホントにすごい。
…それを見て余計に焦り…
というか、
まぁ年っていうか。
私は例えば小さい頃とか
体操服に着替えるのとか
スキーの準備とか
超絶遅い、時間がかかる子で
なんか機材のセッティングとか
装備とか
めちゃくちゃ時間がかかる。
どんくさい。
なので、真っ青っていうか
頭に入ってこなかったりするんですね。
それで、余計に不安になる。
要するに、陸ですでに不安。笑
ドレスに着替えるのとかは
今でこそかなり速くなりましたが
ダイビングの準備を
「持って帰って練習したいです」
とは言えないのでね。笑
タンクを背負って歩くのとかも
「ケガをしたくない!」
と思って、慎重です。
こういうとき、ケガをしたくないのは
「手」なので。
やっぱり、潜在的に大事なのね…
と、こんな時に気づく始末。
「ライセンス講習」だと、
単なる潜って泳ぐ、よりも
トラブルの対処法などの
「スキル」がメインなので
これが結構大変です。
私は一応泳げるんですが、
普段鼻呼吸なのか
「口で吸って、口で吐く」のを
相当意識しないと怖くて出来ず
そこで一苦労。
後になって考えると
ちょっと鼻が詰まっていたのもあったな…と。
それと、
なかなか沈めない、潜れないのは
体型のせいもあり。笑
浮いてきちゃうんですね。
一方で、
「苦しい」と感じると
「浮こう」とするのは
本能なんだとか。
危機を感じると
本能的に「浮き上がろう」とするんだそうです。
どうやら、まだ生きていたいんだな、と。
マジメにそんなことを感じる。
だから、
水中で「呼吸ができる」って言うのは
「神秘」ですね。
もう、ドキドキしてるから
「呼吸ができた」だけで
ちょっと感動しちゃう訳です。
そして、
とにかく「ゆっくり吐くこと」が大事。
私は意識的にゆっくり10数えるようにしていました。
潜行と浮上は急激にすると
耳や肺に負担がかかるのでダメなんですが
ゆっくり泳ぐのよりも
速く泳ぐ方が意外に簡単なのと同じで
「ゆっくり」って結構難しいんです。
ピアノとおんなじ。
バランスがなかなか取れない、
浮力の調整の加減もわからないし
そんなこんなで超ヘッタクソで
インストラクターの方々には
本当に助けられました。
マジ、神かと思うほど。
そんな訳で、本当にいっぱいいっぱい
結構大変なんですが…
海の「中」って「世界」があるんですね。
外とか上からだと
「水がキレイだなー」で
終わってしまうんですが
「中」に入ってみると
そこに生物がいるのが実感できる。
水族館の「中」よりも
生々しい感覚ですね。
自分の生命もかかっているし。
潜っていると不思議なことに
今度は「浮いてしまう」ことが
体感として怖いんです。
海底に近い方が、安心する。
急浮上がいけない、
バディやインストラクターと
離れてしまう、と言うのもあるけど
人間は変化に弱い、というか。
もーう、自分のことに必死すぎて
耳大丈夫?呼吸どうなってるの??
と思いつつ、
そこにクマノミとかツノダシとか
いる訳ですよ。
ウミヘビとか、ヒトデとか。
わーすごい!!
でも余裕ないー!!
って言う、エンドレス。
けれど、すごい。
もう2〜3回やったら大分上手になるかな?
と思うので、
また行きたい。
今回は恐怖心が結構強くて大変だったけど
潜って帰って来られたことは
自信にもなりました。
最大深度11m…ってすごいでしょ??
「できない!」
って思うことに、
たまには挑戦してみるのも、いいもんです。
慣れたい気持ちとか
いろんなところに行ってみたい欲もあるので
また潜りたいなー。
「次はこうしよう」
って思うことがたくさんあります。
なかなか大変…ではあるんですが
ダイビング。
「生きてる!」って実感する体験かもしれない。
オススメです。
それでは、また!
仲村真貴子
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