2年になって…

こんにちは。仲村真貴子です。

「後悔する決断があってもいい。」

とは、昨日の中居くんの会見。

自他共に認めるSMAPファンだった私は
解散を含めた一連の騒動には
軽い気持ちで言葉にできない思いでいますが。

まぁ、いろんなところに行って、
いろんな思い出がありますね。

コンクールで泣く泣くコンサートを諦めた、
試験前なのに東京ドームに行った、
コンサートのファイナルにどうしても行きたくて
理由を告げずにレッスンを休んで
北海道に行った…などなど。

楽しかったですね。

そんな私も、
ドイツより帰国して
ちょうど2年になりました。

環境を変えること。
組織を離れて、独立すること。

そう言った事柄は、
今の方が生々しく感じているかも知れない。

「ピアニスト」とか「音楽家」とかいう、
得体の知れない、
けれど、生身の「自分」で勝負するような
職業を選んでおいて、
一方でどこかの組織に属することが
「安泰」で「成功」とか思うのは、
日本人らしいところかも知れません。

「音楽『学校』という組織が整備されたら
天才が生まれなくなった。」

とは、師匠Pistoriusの弁ですが
極論とは言え、今なら少しわかるような気もする。

そして、
「学校で勉強したことは
これからの役には立たない」

…だそうで。(笑)

人の面倒を最大限見ておきながら、
「役には立たない」って、
大分やべ〜!!

と思いつつ、
らしいな…
とも思いつつ。

…それも、
何だかちょっとわかる気も。

そう言えば、
解散するときの中居くんのラジオで
「学校では教えてくれない、
答えのない、正解のない1年だった」
なんて言ってたのを覚えています。

2年間、
死に物狂いで動いてきた…
というよりも、
探り探りの、のらりくらり…
という方が正しい気もしますが。

ドイツに後ろ髪引かれる…
というつもりはなかったけど
現実的な意味で「先」を
見定めようとし始めたのは、
ごく最近のこと。

もっとも、
今後ヨーロッパに縁があるとしたら、
あんまりドイツ…でもないかな?
と思ったりするけど。

自分で「決断」できる「自由さ」よりも、
まだ、自分で「決断しなければならない」という
怖さや大変さの方が大きいのは、

「後悔のないように」
「正解を出さなければいけない」

という、
自分の中にある恐れかも知れません。

写真とか、
CDとか、
演奏とか。

「後悔する決断」の連続と、
それを恐れずに進むことかな、
と思いつつ。

「自分の人生で何が大切なのかは、
レッスンでは教えることはできない。」

なーんだ、
何にも教えてくれないぢゃん…

とか思った当時の私だけれど、

「教えられない」
「役に立たない」

とか言いながら、
その言葉に普遍的なものが
あるのを感じています。

…ちゃんと教えてくれてるじゃんね。(笑)

それでは、また!
仲村真貴子



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