大晦日に寄せて

“Du muss alles akzeptieren.

Du hast schon alles, was Du haben möchtest…”

今年2月の終わり頃にドイツでの留学生活を終えて帰国し、6月に一度ドイツに行く機会はあったものの、とにかく先のことが不安で不安で、何かカタチあるものを手にしたくて動いてきた年だったように思います。暑い夏が過ぎた位から、ドイツでお世話になった、愛すべき尊敬すべきRamirezのたくさんの言葉が不思議に腑に落ちることが多くなり、本当の意味でそのことに直面することとなりました。まだ何かを手にした訳ではないし、やっぱり怖いところもあるけれど…この先におそらく何かがあって、ちゃんと自分の足で歩きたい、とぼんやり思っています。

2000年10月に、新国立劇場の「魔笛」を観た、当時高校生だった私に言ってあげたい。

あなたは意味があってここに来て、数年後ここから何かがつながるよ、って。

2019年も、素敵な年になりますように。

仲村真貴子